開講場所は東京の京橋本部教室(1日目)及び神奈川県の湘南地区(2日目)で開講いたします!
現在オリーブの栽培生産を行う方及び将来栽培や搾油を予定している生産者向けに設計した、オリーブの栽培学、農業生産栽培法を科学的論理的に学ぶ日本唯一の講座です。
こうした講座は、オーストラリアやUC(アメリカ・カリフォルニア大学)デービス校オリーブセンターで数年に一度開講されていますが、今回はこのUCデービス校と同じ講師を海外から招聘し、日本の栽培環境に関する準備研究を行った上で開講されます。 2014年に小豆島で初開講を行い、今回は5度目の開講です。
オリーブの栽培法は、経験や勘に頼ってきた生産者も多いなか、方法の適否がオリーブ果実の収穫量の多寡やオリーブオイルの品質にも大きな影響を与えます。科学的理論的な成果に基づいた栽培法を確立することが何よりも重要です。今回の講座は、「日本での最適な品種の選定と収穫量の拡大」をテーマに、実績ある海外講師による年に1回の特別開講となります。
本講座での講義内容は、以下の項目を予定しています。 1, オリーブ栽培に必要な環境要件と日本に最適な品種の選定 2, 農園設計、植栽方法、日本の既存農園の評価、苗木の育成方法 3, 灌漑、オリーブ栽培における潅水のテクニック 4, 施肥、肥料の選定、土壌の管理法、葉状による樹木状態分析法 5, 病害虫対策、日本の環境に最適な病気(炭疽病など)のコントロール 6, 最適な剪定法と樹形マネジメント 7, 収穫法、収穫を短時間に最大行う最適な方法 8, 農園とオイル搾油場との連携法 9, 収穫法の違いとオリーブオイル品質への影響-テイスティング実技 10, 世界の最先端の栽培生産技術と日本の将来展望
※ なお、本講座では個々の圃場の土壌や局地気候等の詳細が異なることもあって受講者各々の圃場における施肥や灌水等の栽培法の最適解の提示は行えませんが、植物としてのオリーブがどういった生育特性を持ち、また問題が発生した場合の発見方法やその防御方法などの基本を教授いたします。 オリーブ生産者はもちろん、オリーブオイルソムリエ(ジュニアソムリエ)の方の知識の習得向上にもまたとない講座内容となっています。(会員優先講座ですが、一般の方も受講できます。) 講師: Leandro Ravetti (モダーンオリーブス研究所技術部長、バウンダリーベンド社取締役) 多田 俊哉 (日本オリーブオイルソムリエ協会代表理事)
日程 | 2020年 2月25日(火)~26日(水) (全2日間コース) | ||
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時間 |
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教室 | 1日目:協会京橋本部教室 2日目:神奈川県平塚市及び中井町(ファームビレッジ湘南中井オリーブ園)※JR東海道線平塚駅午前9時集合/解散は同駅午後6時頃・専用バス運行 |
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定員 | 20名程度 | ||
受講料 | 一般料金143,000円(テキスト教材費、認定証、消費税、2日間の昼食弁当代を含む) ※本講座を受講されても当協会の会員資格は得られません。 会員受講特別割引券はご利用いただけます。 |
後援・協力: モダーンオリーブス研究所(IOC認定分析検査機関・オーストラリア)
※講義内容は、現在計画中であり最終的に変更となる場合があります。 ※2日目には、実際に近隣のオリーブ園地を訪れて剪定実習等のフィールドスタディを行います。※ ※講義には日本語通訳が付きます。 受講規約(必ずお読み下さい) 「お申込み講座」の欄で「マスタ―ミラー(搾油)/マスターグロワー(栽培)講座」を選択し、「お申込み講座の初回開催日」で開講日2020年2月25日をご選択ください。 会員の方は必ず会員番号を明記ください。講義内容
2月25日(火)午前9時30分~午後6時
2月26日(水)午前9時~午後6時(送迎含む)