TBSラジオにて月~金の毎朝6時30分~8時30分に放送されている『森本毅郎・スタンバイ!』。
7月24日放送された番組内の「現場にアタック」コーナーに、協会の多田理事長が収録出演しました。
番組では、いま市場が急拡大しているオリーブオイル商品において、品質の偽装や虚偽表示が多くなっていることにスポットをあて、偽装の実態とその風味の違い等について、局側からインタビューの依頼があったものです。
当番組は、前日の7月23日に電話取材収録されたものの放送となりました。
番組の放送内容は、TBSラジオ公式ホームページ内の以下のリンク先にて公開されていますので、あわせてご参照ください。
http://www.tbsradio.jp/stand-by/2014/07/post_6837.html
なお、同番組内で、「良いオリーブオイルは、『価格の目安として2200円以上』」といった内容の放送があったため、協会にも数多くのお問い合わせをいただきましたが、問題の箇所は別のインタビュアーが同番組内で語ったもので、多田理事長が語った内容ではありません。番組内容の編集及び監修について当協会は一切関与しておらず、かかる別のインタビュアーの言動について当協会は全くの無関係です。
販売価格と品質に関する当協会の基本的なスタンスは、販売価格の決定が、生産者のコストや利潤そして流通業者による流通コストや中間マージンそして市場の相場動向などの要因に基づいて随意に決定されることから、『販売価格と品質は基本的に無関係である』というものであり、特定の価格を指して品質を表象させるがごとき表現は消費者を誤った方向に導き、また、ラジオという公共のマスメディアであることを考えればはなはだ不適切であると考えています。
協会ですでに学ばれた多くのオリーブオイルソムリエやジュニアソムリエの方々が実際に経験されたとおり、高い品質のオリーブオイルを少しでも低価格で消費者が購買できるように真摯の努力を続ける生産者や流通販売業者が、大手・中小の業者を問わず存在することは紛れもない事実です。
当協会としましては、事実を歪曲し単に話題性を喚起し無責任な情報を垂れ流すマスメディアの関心からは一線を画し、正しい情報を伝えることのできる機関でありたいと願っています。
テレビやラジオなどマスメディアの出演にあたっては、本旨がゆがめられたり、またセンセーショナルな枝葉末節のみが取り上げられたりといったリスクに常にさらされていますが、それでも消費者に向けて正しい知識や品質の啓蒙といった目的に照らせばその効果は大きいものと考えています。協会としましては、こうしたリスクに十分に配慮しつつ、今後も機会があればこうしたマスメディアでの正しい情報の発信に努めてまいりたいと考えています。