皆様、明けましておめでとうございます。
ノストラダムスの大予言がはずれて無事西暦2000年を迎えることができ、21世紀となって早くも四半世紀が経とうとしています。日本オリーブオイルソムリエ協会は、設立16年目の新年を迎えました。
昨年計画した数々のプロジェクトは、コロナ禍以降の景気の後退で実現することが難しかったものもありましたが、引き続き少しずつ形にしていければと考えています。
特に、昨年注力した専門性の高い啓蒙や教育プログラムは徐々に実を結び、高度な知識と技能を身に着ける会員の皆様が増えていることを喜びつつ、一方で特に今年は、しばらくオリーブオイルの学習やテイスティングから遠ざかってしまった皆様のために、かつて学んだことのキャッチアップやブラシュアップに力を注いてまいりたいと考えております。
昨年末に開講を決定した『テイスティング徹底復習講座』を皮切りに、座学のキャッチアップ用にもあらたな講座を開講することを計画しています。こうしたキャッチアップ講座では、単に過去に学んだことをそっくりそのまま振り返って復習することだけにとどまらず、最新最先端の知識や技術も取り入れて、オリーブオイルの「いま」を学んでいただける講座としています。ぜひ、開講日程等をご確認いただきご受講を検討くださいますようご案内申し上げます。(いずれの講座も隔月程度の開講頻度で開講予定です)
また、2025年はいよいよ『オリーブコンサルタント®』の認定制度がスタートします。ソムリエ以上の有資格者で搾油・栽培・ブレンダーの実践講座すべてを受講し、リングテストで一定の成績を記録した会員を対象に順次認定を行い、オリーブの専門家であることを協会が認定する制度です。
指導的な「人材」の認定がスタートすれば、次は理想的な使いこなしを行う優良飲食店等の「認証」を開始したいところですが、これには技術的ないしは実務的な課題がまだ解決できておらず、もうすこし腰を据えて取り組んでまいりたいと考えています。
長い不作のトンネルを抜け出た本年、オリーブオイルソムリエ®の皆様の活躍の場がさらに広がっていくことを企図しながら、ことしも様々な施策を打ち出してまいります。引き続き皆様の暖かいご支援をよろしくお願いいたします。
一般社団法人日本オリーブオイルソムリエ協会
代表理事 多田 俊哉