全豪の各業界団体及びオーストラリア連邦政府が合同で運営するオーストラリアオリーブ協会(Australian Olive Association、本部南オーストラリア州)主催による第1回オーストラリア国際オリーブオイルコンテストの審査員・パネルリーダーとして、協会の多田理事長が招聘され審査会に参加しました。
オーストラリアは、いわゆる「新興」オリーブオイル生産国の中でも唯一オリーブオイル国内自給率が高く、広大な国土の各地に数多くの生産者が点在しています。
また栽培技術や品質管理においても進んでおり、品種改良による固有品種を数多く抱え、またテーブルオリーブの生産もさかんです。
これまで南半球の国際的なオリーブオイルコンテストは、そのほとんどが北半球で開催されることが多く生産地での開催は限定的でしたが、オーストラリアによる国際オリーブオイルコンテストの開始は、その生産量においても、技術的な背景においても、まさに真打登場として待ち望まれたものといえましょう。
第1回の国際コンテストとしては比較的多い220品以上のエントリーを、オーストラリア国内の他、ニュージーランド、アルゼンチン、チリなどの南半球各国のほか、アメリカや中国からも集め、また審査結果としても、非常に欠陥風味のオイルが少なく、全エントリーの90%が受賞(金賞40品、銀賞94品、銅賞65品)することになった、と発表されています。
審査会運営実行委員長のTrudie Michelle氏を始め、AOAの役員や各生産地の団体の理事の中にOLIVE JAPAN®の審査員も多く、またその運営方法についても、OLIVE JAPAN®からのノウハウの提供もあって、審査会はきわめて厳正にかつ円滑に運営され、9月22日に審査を終えたのち、理化学分析等を経て、最終的に10月10日のガライベントにて各賞が発表されることとなっています。
審査会に参加した多田理事長は、審査会の2日間にわたってパネルリーダーを務め、各テイスターの審査結果を取りまとめ各賞決定の協議に参加、また最終日の歓迎晩餐会では祝辞を述べてコンテストの成功を祝福しました。
オーストラリアオリーブ協会のWebsiteはこちら:http://www.australianolives.com.au/
コンテストのWebsiteはこちら
Topページ https://internationaloliveawardsaustralia.com.au/
審査員紹介ページ https://internationaloliveawardsaustralia.com.au/meet-our-judges/
結果発表ページ https://internationaloliveawardsaustralia.com.au/results/
写真:上から 歓迎晩餐会で挨拶するGreg Saymour AOA会長
下左 多田理事長の審査パネル風景
下右 審査会委員長の Shane Cummins博士