日本オリーブオイルソムリエ協会では、新しい世界基準による優れたエキストラヴァージンオリーブオイルのための規格づくりのため、オーストラリアオリーブ協会やカリフォルニアオリーブ協会、ならびにスペインやイタリア等の優良な生産者と連携し、現在その普及に努めています。
このほど、オーストラリアオリーブ協会会長であるポール・ミラー氏の来日招聘を行い、同氏を日本を代表するオリーブの産地である小豆島にご案内し、小豆島町の塩田町長を訪問しました。
日本においては、オリーブオイルの規格については、国レベルにおいてはJAS法による古い規定があるのみで、『エキストラヴァージン』といった国際規格すら無いような状況ですが、近年品質向上の著しい小豆島をはじめとする日本の国産オリーブオイルにおいて、その優れた品質を証する規格基準が、こうした新しい科学技術と国際連携によって生み出された基準に準拠することは、そのブランド力を高め、品質に対する消費者の安心感と信頼感を高める上でも極めて意味のあることと考えています。
小豆島町長との面談は、新しい世界規格基準の有意性や効果をご理解いただき、小豆島産オリーブオイルのブランド力や信頼性を高める大きな機会になりうることをご理解いただけるものであったのではないかと考えています。
面談の様子は、塩田町長によるブログ「町長の『八日目の蝉』記」にも掲載されました。(同ブログ平成24年10月5日付け第722回)http://www.town.shodoshima.lg.jp/oshirase/youkame-semi.html
当協会は、もとより消費者と品質のみにコミットしこれをプロモートすることを目指している団体ですが、その趣意と新しい品質基準作りを目指す小豆島町及び世界の優良な生産者の想いと目指すところは、同じでありたいと願っています。